Monthly Archives: January 2011

 進行状況③

 さて、お店のオープン準備状況第3回です。

 この写真はお店のウィンドウ&入口部分を中から撮った絵ですね。

 徐々にそれらしくなってきました。

 ただいま扉制作中です。

 今日、職人さんと打ち合わせてきたのですが

 イイ感じのドアができそうです。

 やっぱり、お店の顔になる部分なのでバッチリ男前に

 仕上げてもらいたいところですね。

 そして扉ができたら、窓をはめて、看板造って、什器等の造作して、

 塗装して、照明つけて ・・・

 んー まだやることたくさんあります・・・。

 ちょっとスケジュール的にも押し気味ですが

 なんとか2月中旬オープンにこぎつけたいと思ってるので

 みなさん、もうしばらくお待ちくださいね。

 「未来を心配することほど無意味なことは無いから

 今やるべきことにベストを尽くそう。」 ということで

 こんなことしてました。

 そう、ハンガーです。

 アンティーク物のようにも見えますが

 このハンガーは、ある内装・店舗什器作成の職人さんの作品を

 僕が勝手にカスタムしたものです。

 まあカスタムと言うと聞こえがいいですが要は曲げて変形させただけなんですけど、

 でも、かなり太い針金で造られているので曲げるのけっこう大変でした。

 50本ほど曲げたおかげで両手の親指が筋肉痛になるという

 ちょっとレアな経験までできました。

 ありがとう。

 あ、職人さんに失礼のないように言っときますけど

 元々の形ももちろん美しかったんですよ。

 ただ、ハンガーの形状によって洋服の見え方、表情のようなものって

 けっこう変わってくるのでウチで扱う洋服の見え方を意識して

 曲げさせてもらいました。

 ハンガーだけ見てもなんてことないですが

 洋服を掛けて見てみるとだいぶ雰囲気の伝わり方が違ってくると思います。

 モウリーニョ もこう言ってました。

 「均衡したゲームでは細かいディテールが勝敗を分ける」 と・・。

 そう、細かいディテールが・・・

 

 

 

 

 コリンチャンスと90年代

 今回は、先日仕入れたコチラのシャツを紹介します。

 

 ブラジル、サンパウロ州のビッグクラブのひとつである

 「コリンチャンス」

 その90年代前期ごろのアウェイ用オフィシャルユニフォームです。

 日本ではあまり馴染みのないフットボールクラブかもしれませんが

 ブラジルではあの「フラメンゴ」(僕の心のクラブです)と

 肩を並べるほどの人気を誇る超メジャークラブなんです。

 とりわけ、応援の過激さでいえばおそらくブラジル全国でも

 NO.1ではなかろうかという熱狂的なサポーターの存在は

 ブラジル人ならだれもが知るところです。

 僕も90年代中頃にサンパウロのスタジアムで

 コリンチャンスの試合を観戦したことがあるのですが

 スタンドはそりゃーもー、全身がビリビリ鳥肌立つほどの

 凄まじい雰囲気でした。

 コリンチャンスというクラブはどちらかというと

 あまり裕福でない庶民に愛されるクラブカラ―というものもあって

 で、この応援団ってのがもうほとんどギャングなんですよ、風貌が。

 そんな集団が専用バスにハコ乗りで太鼓叩きながら

 スタジアムに乗り込んでくるものだから

 もう、メチャクチャ悪そうなんですよ。

 実際過去にこんなエピソードがあるんです。

 国内リーグでチームがふがいない試合をして負けた時のことです。

 この応援団、何したと思います?

 選手達を乗せたバスを帰り道で待ち伏せして襲ったんですよ!

 そして「二度とこんな試合はするな!」と脅したそうです。

  もうメチャメチャクレイジーですね。

 これも熱狂的なまでのクラブ愛の裏返しなのでしょうか。

 

 そんな話を聞いた後にこのユニフォームを見ると

 なんかこの黒×白ストライプがすごく悪そうに見えてきません?

 そんでこのユニフォームですが、形が90’s してるんですよね~

 幅がワイドで着てみると肩が落ちる感じのシルエット、

 そしてペラペラなアクリルの素材感、いいですねー

 ぜひルーズにかるく悪い感じで着たいです。

  

 余談ですが、サッカー日本代表の辛口解説でおなじみの

 セルジオ越後氏。

 ディープなフットボールファンならご存知でしょうが

 実は若い頃このコリンチャンスでプロ契約してるんです。

 (もちろんフットボール選手としてですよ)

 コレ、スゴイことですよ。(僕なんかが言うまでもないですけどね)

 だってコリンチャンスですよ、そりゃー辛口にもなりますよ。

 明日のアジアカップでも愛のある辛口を期待してます

 セルジオさん。

 

 

 

 ON THE STREET ②

 ブラジルにいた頃、

 当時僕が最も長く住んだ町でのこと。

 所属していたフットボールクラブの寮が定員オーバーで寝る場所が無く、

 町で知り合った友人の家(一般家庭)に居候しながら

 クラブの練習に通っていた時期がありました。

 この友人ってのがなかなかのフットボール・ジャンキーで

 よく一緒にフットボールで遊びました。

 どこで?

 もちろんストリートで!

 (僕はクラブのトレーニングがあったので週末だけでしたが)

 

 この町はミニフットボールコート(今でいうフットサルコートみたいな感じ)が

 地区ごとに2~3コートずつあって、

 セメントで平らにしたコートにネットの無いゴールポストを立てただけの

 ストリート感丸出しのスペースでしたが

 なぜかちゃんとナイター設備が付いてるという優れモノだったので

 よく夜中までプレイしてました。

 (コレが町中にあるってスゴくないですか?)

 管理人がいるわけではなかったっぽいので

 かなり荒れてるところもありましたが・・・。

 で、僕の友達が組んでいたチームは結構強くて

 その地区では最強の名を欲しいままにしていたのですが

 ある時他の地区のチームが、どこかで評判を聞きつけてきたらしく

 僕らのコートに乗り込んできました。

 まるで道場やぶりか

 ビー・バップ・ハイスクール的なヤンキーグループのケンカみたいな感じですね。

 (あくまでフットボールの話ですが・・・)

 結果は快勝でした。 

 かるく蹴散らしてやりました。

 ただ、すぐ調子に乗りすぎてしまうのがブラジル人の悲しい性(さが)、

 チームリーダーである僕の友人は

 「よし、じゃあ今度は俺たちが他の地区のコートに乗り込んでまわろうゼ!」

 となったわけです。

 あー 完全にノッちまったな・・・ と思いながらも

 いろんな地区に行ってプレイするのはおもしろそうだったので

 クラブのトレーニングが無い日は

 僕もよく一緒に行きました。

 おかげで相当ディープなストリートフットボールの世界を体感できましたね。

 ホントいろんなトコに行きました。

 普段なら足を踏み入れることのない明らかに治安の悪い地区や

 異様にギャラリーの多いコート、

 セメントではなくなぜか砂場のコート、(これもナイター付き!)

 日系人オンリーのチームなんてのもありました。

 つまり、フットボールをしてなかったらまず行くことが無いであろう場所が

 ほとんどでしたね。

 (そもそもブラジルに行ってなかっただろーっていうつっこみは置いときます。)

 今になって振り返ると、

 フットボールを媒体にしていたからこそ

 様々な人や場所とつながることができたんだし

 それは今も続いてることだと思ってます。

 あの時のようなディープなストリート体験はもうなかなか味わえないかもしれませんが・・・。

 いや!

 この国のフットボールの、ひいては社会そのものの未来のためにも

 ストリートフットボールカルチャーってのは大いに育んでいくべきものだと

 個人的には考えています。

 まあ、フットボールを言葉で語るのはむなしい努力ではあるので

 まず外に出てボールを蹴ってみることですね、

 何かが変わるかもしれませんよ。

 

 

 フットボール好きによる考察

 このコラムを何度か読んだことのある方なら

 わかっていただけると思いますが

 僕は、自分で言うのもなんですがバカが付くほどフットボールが好きです。

 そしてそのフットボール好きが高じて

 4年前からある少年サッカーチームのコーチを週3でやっています。

 つまり、4年間週に3日は10歳前後の子供とフットボールを通じて

 コミュニケーションを取ってるわけです。

 そんな中でつくづく思うことは、当たり前と言われればそれまでですが

 子供の行動や考え方にはホント親の影響が大きいという事実です。

 親の言葉使いが悪ければ子供の喋り方も汚いし

 親が慶応大学出身なら子供も慶応の付属中学校を受験するし

 親がフットボール好きなら子供もフットボールキッズになる。

 この誰でも理解できそうな事実を改めて認識できたのは

 僕にとって大きな気付きでした。

 少年サッカーのコーチをするうえで

 「より多くの子供たちにフットボールを大好きになってもらいたい。」

 というのは一番大きなモチベーションなのですが、こっちが特別なにもしなくても

 お父さん(もしくはお母さん)がフットボール好きの子供は

 かなりの確率でフットボールにハマるし、うまくなるのも早い。

 で、どんどんうまくなればどんどん楽しくなるし

 より高いレベルを求めるようになる。

 一度そのサイクルに乗ってしまえば

 選手として成功するかどうかは別として

 この先もフットボールがその子の人生の一部になることは

 間違いないと思うんですよ。

 てことはですよ、

 フットボール好きの大人が増えること = フットボールキッズが増えること

 さらに言えば

 スタイルのあるフットボール好きの大人が増えること = スタイルのあるフットボールキッズが増えること 

 素晴らしくないですか?

 ウチの店に洋服を買いに来た人がフットボールを好きになったり

 フットボールが好きな人がウチの店に来て新たなスタイルを見つけたり。

 スバらしくないですか?

 (まだお店はオープン前ですが)

 いやー これは間違いなくイイ感じの文化が根付きますよ、この国に。

 そしてあなたの街にも。

 なんてことを思い描きながら

 日々コツコツ開店準備してます。

 

 

 

 進行状況②

 今回は、すでにお知らせしている新しいお店のオープンに向けた

 準備の進行状況の続きをお知らせしようと思います。

 上の写真は1階部分の天井裏ですね。

 ただいま電気配線工事真っ只中です。

 見ても何やらよくわかりませんが

 先週くらいからやっと内装工事らしくなってきたというか、

 (先月からやっているのですが何しろ始めは解体ばかりで

 何の現場かわからないくらいでしたから)

 造っていくという段階に入ってきた感じですね。

 新しい木材が床に積み重なって置いてある様など見ると

 ああ これからお店が形作られていくんだなぁ 

 と考えてワクワクします。

 まあ、実際に造るのは職人さんなので、

 僕はその間にいろいろ動き回って什器になる物たちを集めたり

 商品を仕入れたりといったことをサクサクやってます。

 そういえばついこの間、世田谷のとあるアンティークショップで

 イカしたドアハンドルとフックを購入したので

 それはまた次回の状況報告の時にでも紹介しますね。

 こんな感じで最近アンティークショップを見て回る機会が増えたのですが

 もともと古い物や変わった物が好きなので

 「おぉ」 とか 「いいな~」 とか言いながら色々見てるうちに

 目的を忘れそうになる自分がいてたまに怖くなります。

 イカン、イカン。

 目的はブレちゃいけません。

 フットボールにおいても目的と手段をはきちがえると

 本当に美しいプレーは生まれないし

 人に感動を与えることもできません。

 おっと、またフットボールの話になっちゃいましたね。

 ということで

 明日は 「ゴルゴ13」 と 「ワンピース」 を読み直して

 ブレない心を取り戻したいと思います。

 それでは。

 

 ”perada”

 「ペラーダ」と読みます。

 日本でいうところの「草サッカー」を指すブラジル・ポルトガル語なのですが

 ブラジルでは、子供のボール遊びや若者のストリートフットボール、

 ビーチフットボールから町のアマチュアチームの試合まで

 すべて “ペラーダ” です。

 日本ではなかなかリアルなストリートフットボールの現場に出くわすことは

 数少ないですが、(都市部ではほとんど見かけませんね・・)

 草サッカー(大人のアマチュアチームの試合)は週末にもなれば

 全国各地いたるところで行われていると思います。

  

 僕も、もう10年以上同じ草サッカーチームに所属して

 渋谷区主催のリーグ戦やトーナメントに参加しています。

 つい先日のことですが

 そのチームのトーナメント戦の試合があって

 多摩川の河川敷に行ってきました。

 対戦相手はリーグ戦でもよく顔を合わせるチームだったのですが

 試合開始前に、なんか見たことのある人達がいるな~ と

 思って相手選手の顔を見ていたら

 元プロフットボール選手(Jリーガー)が3人ほどいることに気付きました。

 しかもそのうち一人は元日本代表選手ではありませんか。

 まさか渋谷区の試合で元代表選手と対戦するとは思いませんでしたね。

 まあ、でもウチのメンツもそろいもそろってフットボールバカばかりなので

 相手が元プロだろうがなんだろうが思いっきりフットボールを楽しんで

 試合にも勝って気持ちよく帰りましたが。

 勝ち負けはともかく元Jリーガーの人達も僕等もいいテンションで

 プレーを楽しめた感触があってよかったですね。

 この日のゲームの様に元プロ選手が地域の草サッカーの試合に参加するっていうのが

 最近この国でも少しずつ増えてきた感じがしますね。

 すごくいいことだと思います。

 でもまだ少ないです。もっとそういう人がいてもいいハズです。

 

 ブラジルでは “ペラーダ” を楽しむ元プロフットボーラ―なんか星の数ほどいるし

 リオのビーチにでも行けば

 現役バリバリのブラジル代表選手がビーチフットボールに興じてても

 なんら不思議はありません。

 だってプロって一番フットボールが好きな人達のはずですから。

 

 だから日本に住む元Jリーガーのみなさん、

 もっと草サッカーやりましょう!

 プロフットボールの世界を経験してきた人がプロ生活の次の人生でも

 様々な人達とフットボールを楽しむという行為そのものが

 この国のフットボール文化の熟成に役立つことですから、きっと。

 だいたい、

 楽しいと思いますよ、草サッカー。

 いや、

 ”ペラーダ” 。

 

 高校サッカー

 行ってきました

 高校サッカー

 しかも2日連続で。

 

 今回はお目当ての選手がいたので

 2日とも西が丘サッカー場に行ってきたのですが、

 前にも書きましたがやっぱりイイです、このスタジアム。

 是非Jリーグ(J1)の試合もやってほしいですね。

 まあ、客席少ないんで難しいでしょうけど・・・

 

 そしてこの日は話題性のあるゲームだったこともあり

 来場者の数がすごかったです。

 (高校サッカー2回戦のチケット売り場に100mの行列っていうのは初体験でした。)

 おかげで立ち見を強いられましたが

 こじんまりとしたスタジアムなので立ち見でもバッチリ観戦できました。

 さて

 試合の評論などは専門誌のライターの方々にお任せするとして、

 また違った角度から今回の高校サッカー観戦の印象を

 少し話したいと思います。

 

 スタジアムに着いてまず目につくのが、

 トレーニングウェアやベンチコート姿のお客さんを数多く見かけるということですね。

 高校生の試合ということで、いろんなチームの指導者の方や

 フットボールキッズ達が多いのは理解できるのですが

 なんか、こう・・ 地域の運動会っぽいというか・・・

 観客の服装ひとつでスタジアムの雰囲気、ひいてはプレイヤーの意識も

 変わると思うんです。

 例えば、メルトンのコート羽織ったり、ボタンダウンのシャツ着たり、

 スラックスはいたり、気のきいた帽子かぶったり・・。

 そういうお客さんが全体の20%でもいれば

 違うと思うんですけどね~

 もちろん選手達からすれば全国大会の大舞台ですから

 客はどうあれそりゃ全力で戦うでしょうけど、

 ただ勝利を求めるのと、美しいプレーを観客に見せてなお勝負にも勝つ

 というのは全く別のゲームと言ってもいいほどに異なるものです。

 だいたい、高校生の試合とはいえチケット買って観に来てるんですから。

 

 ちゃんと着ていく服を選んで、選手達に

 「いいプレー魅せろよ」オーラを醸し出しつつ試合観戦を楽しむ。

 そんなちょっとした行為がスタジアム全体の空気を作り、

 その空気が選手達の意識を刺激して素晴らしいゲームが展開されていく。

 こんな感じ楽しくないですか?

 

 だからスタジアム観戦を本気で楽しむためにも

 洋服を楽しみましょう。

 

 すべてはつながっています。

 あなたの着るシャツのデザインひとつで

 目の前の試合の流れが変わるかもしれませんよ?

 

 

 

 キング

 2011年一発目はこれです。

 

 んー 素晴らしい映像です。

 フットボールに興味を持ったことのある人なら

 一度は耳にしたことがあるであろう名前

 「 ペレ 」 。

 言わずと知れたフットボールの王様ですね。

 ただ、ペレの現役時代というのは40年以上も前のことなので

 実際のプレーの映像って

 あまり見たことが無い人、けっこういるんじゃないでしょうか。

 僕も以前はワールドカップなどのよく知られた映像しか

 見たことが無かったのですが

 このVHSはペレとその仲間たちのプレー映像が

 数多く流れるので興味深いです。

 いやー 新年早々いいモノ観させてもらいました。

  

 原点回帰というか

 フットボールの原始的な喜びというか

 薄っぺらな情報にまみれた現代社会とはかけ離れた

 純粋なパワーに満ちた世界がそこにはありました。

 そこで気付いたのですが

 今この「何でも手に入って何一つ見つけられない」時代だからこそ

 スポーツやファッション、アートといったものが

 本質的な喜びを感じるための素晴らしいツールに

 なりうるのではないでしょうか。

 ちょっと小難しい言い回しになりましたが、

 まあ、ホントにいい気分で毎日を過ごすための

 きっかけみたいなもんです。

 「古き良き時代」とはよく言いますが

 十分今も「良き時代」にできると思いますよ。

 というわけでみなさん、

 今年もよろしくお願いします !

 

 ちなみにさっきのペレのビデオ、

 オープニング映像がなんとなく昔のブルース・リー映画っぽくて

 イイ感じですよ。

 (2月オープン予定のお店でもしかしたら観れるかも・・・)