Monthly Archives: November 2010

 エル・クラシコ

 いやー、今朝のバルサはヤバかったですね。

 戦慄すら覚えました。

 あまりの衝撃に2日連続の更新です。

 5-0ですよ

 いくらカンプ ノウとはいえ今シーズンのレアルマドリー相手に

 5-0って。

 あれだけ高い集中力を持ってプレーするバルサに勝てるチームは

 どうやらこの世にはなさそうです・・・。

 (あくまでこの日のバルサなら、ということですが)

 それくらい今日のバルサのフットボールは残酷なまでに強く

 そして美しかったです。

 さて、

 日本時間4:45キックオフだったこのゲームですが、

 僕は朝4時に家を出て恵比寿のとあるフットボールパブで観戦してました。

 家ではスカパーが観れないので、

 (最近ではヨーロッパのフットボールだけでなく、Jリーグですら地上波では

 ほとんど中継が無いというのは悲しい限りです・・・)

 友人の家で観る、または知り合いの飲食店で観るといった選択肢もあったのですが、

 フットボールパブでクラシコ観戦というのは未体験だったので行ってきました。

 試合開始10分前に店に入った時は、もうかなりの人がキックオフを待ちながら

 わいわい盛り上がってましたね。

 中には、夜中からずっと飲み続けているであろうグループもいれば、

 ビシッとスーツを着てコーヒーを飲んでいる、この後出勤といった感じの会社員らしき人や、

 一限目から授業が待っている大学生などもちらほら見かけました。

 ごくろうさまです。

 仕事中の居眠りにはどうぞお気をつけて・・・

 と、

 様々なスタンスで観戦しに来ている人達の中に僕もいたのですが、

 店内を見渡して気が付くのは、

 バルサファンの多さです。

 バッチリユニフォームを着てる人から、“どっちかっていうとバルサ寄り”みたいな人

 までいれるとその場の9割はバルセロナファンだったように思われます。

 ボクもバルサのフットボールは好きですが、

 ただ、この試合はフラットな視点で観たいと決めていたので、

 客の4~5割がレアルマドリーファンだったらもっと面白い雰囲気のなかで

 試合が観れたかな~と思います。

 まあ、最初にお伝えした通りの試合だったので、

 大半のお客さんは盛り上がり、満足して家路に着くなり、出勤するなり

 したのではないでしょうか。

 

 あと、

 スカパーが無いと観れないってのがね・・・

 特にJリーグ。

 自分の国のトップリーグの試合が地上波でほとんど見れないってのはちょっとね・・・

 それでいて高校サッカーとかはやるでしょ、

 (何も高校サッカーを否定している訳ではないですよ、むしろ楽しみです。)

 日本ってまだフットボールに関しては後進国なんですよね。

 世界中でこれだけ愛されているスポーツだというのに!

 そんなわけで、

 「 僕は僕のやり方でこの国のフットボール文化を盛り上げていこう 」と

 朝っぱらから再確認しました。

 でも1人じゃなんもできないんで、みんなで盛り上げましょうね!

  

 それにしても、シャビ、イニエスタ、メッシの3人のプレーはため息が出るほど

 素晴らしいですね。フットボールってこんなに簡単だっけ?って錯覚しちゃいますよ。

 いやあ、おかげでいいイメージトレーニングになりました。

 ありがとう。

 フットボールとビジネス

 みなさんはUEFAチャンピオンズリーグを

 テレビで観たことはあるだろうか?

 そして一部のビッグクラブが

 このヨーロッパのフットボールシーンを事実上(ビジネス上において)

 牛耳っていることをご存じだろうか?

 さらにはこれらのビッグクラブ同士の間で

 スター選手達が天文学的な金額で取引されていることは?

 もちろん、

 クリスティアーノ・ロナウドの個人技に陶酔し、

 メッシのプレーに驚嘆のため息をつくことは

 フットボールファンの大きな楽しみであることに疑いの余地はない。

 選手に罪は無い。

 彼等はとても純粋でまっすぐだと思う。

 だが、

 一握りのクラブが利潤を独占し

 その他のクラブが経営に苦しむ状況を目の当たりにしている現在、

 はたしてそれは健全な状態といえるだろうか?

 フットボールは “ハリウッド” ではない。

 超一流のエンタテイメントとそれ以外に

 分けられるようなものではない。

 メディアに操作され、用意されたフットボールゲームには

 もちろん極上のおもしろさがあるが

 例えば、

 スペイン4部リーグの試合にも

 多摩川の河川敷で行われる草サッカーにも

 サンパウロの街の片隅で繰り広げられるストリートフットボールにも

 フットボールにおける原始的な情熱の発露は

 同じように感じられるはずで、

 それこそがフットボールの本質ではないだろうか。

 スポーツビジネスの波に飲み込まれ続けている

 現在のプロフットボール界の存在が

 フットボールのすべてではないことを

 伝えていきたいと思う。

 

 と、

 堅いこと言ったものの、始まりますね。

 日本時間、明日未明。

 “ エル クラシコ ”

 FCバルセロナ vs レアル マドリー 

 なんだかんだいって世界中のフットボールファンが今、

 一番待ち望んでいるゲームだと思います。

 さあ、カンプ ノウのピッチでどんなドラマが繰り広げられるのか、

 今から楽しみですね。

 

 

 フラメンゴ そして古着

 以前このコラムで紹介したフットボールクラブ、「フラメンゴ」。

 そしてその時掲載した写真のユニフォーム手に入れた時の話をひとつ。

 

 このシャツはブラジル製アディダスのオフィシャル物なんですが

 購入したのは実はアメリカで、しかも古着なんです。

 どういうことかと言うと・・・

 

 僕は5年程前まで都内の古着店で働いていたのですが

 古着の買い付けで度々アメリカに行ってました。

 それはロサンジェルスの「ローズボール」というフリーマーケット

 (有名なフリーマーケットなのでご存じの方も多いと思いますが、フットボールファンには

 ’94アメリカワールドカップ決勝の舞台といったほうがいいでしょうか)の会場を

 10時ごろ(もちろん午前)ふらふらしていた時でした。

 古着バイヤーにとってのローズボウルというのは、

 早朝暗いうちから2~3時間が勝負でその間にどれだけ買えるか

 みたいな感じがあって、

 10時頃なんてのはまさに戦いの後のような空気が流れてるのですが

 そんなフラフラの落ち武者のようなボクの目に突然それは飛び込んできました。

 「えっ  コレ  フラメンゴじゃん ・・・ 」

 お前なんでそこにいるの?って感じですよ、ボクとしては。

 そしてブースの奥に目をやると、いかにもアフリカンアメリカンといった風貌の

 太っちょ黒人オッサンがラジオを聴きながらボーっとタバコをふかしていました。

 ボクが 「オジサン、これいくら?」 とフラメンゴのシャツを手にとって聞くと

 「・・・フィフティーン・・・」 とため息が出そうなくらいやる気なさそうに 

 オッサンが言いました。

 いつもなら10ドルに値切るとこですが

 ボクは、ローズボールにフラメンゴのオフィシャルユニフォームがあるという

 現実にカンペキにヤラれてしまっていたので

 「オーケー オジサン」 と言ってすんなり15ドル渡しました。

 するとそれまで微塵もやる気を感じさせなかったオッサンが

 「フラメンゴはいいチームだゼ、おれはこのクラブが大好きなんダ!」

 と白い歯を輝かせながら言うので

 ボクも 「知ってるさ、 ボクの心のクラブさ!」

 とさわやかな笑顔で返しました。

 そしてお互い右手の親指を立ててその場で別れたのですが、

 ロスでアメリカ黒人と日本人がブラジルのフットボールクラブの話で

 親指立てて笑えるなんて・・・

 その日は一日中いい気分でした。

 もしかしたらオッサンはシャツが15ドルで売れてうれしかっただけかもしれないけど

 (だいたいホントに好きだったら売らないでしょ)

 なんか繋がった感じがしてよかったなー。

 そういうエピソードがあるので

 このシャツは今でも大事にしています。

 古着って、長い年月を経ていろんな人の手を渡っているものだから

 そこにはいろんなドラマがあって、それが味になっていくんですよね。

 昔、古着業界のとある先輩が居酒屋で酔っ払いながら言ってました。

 「古着にはヨー  ストーリーが詰まってるんだヨー 」

 その時の先輩の目は完全にすわってました。

 

 

 

 

 

  スタイル

 僕は 「スタイル」 という言葉が好きで、よく使う。

 洋服に関わる仕事をしていることもあり よく見たり聞いたりもするのだが、

 ファッションにおける現場(洋服屋、ファッション誌等のメディアや

 洋服好き同士のコミュニケーションの場など・・・)で耳にする

 「スタイル」という言葉に抵抗を感じることが少なくない。

 例えば、“イギリスの片田舎で暮らす人をイメージしたコーディネート” を指して

 「カントリースタイル」と言う。

 「カントリースタイル」?

 決して言葉として間違っているわけではないと思うが、なんだか釈然としない。

 「カントリールック」 とか 「カントリーファッション」なんかの方がまだしっくりくる。

 

 フットボールにおいても 「スタイル」 という言葉は頻繁に出てくる。

 主に、ひとりの選手のプレーしている様を指して

 “誰々のプレースタイル” といったように

 一個人に向けて使われる場合が多いように思う。

 そう、 個人なのだ。

 そしてそれは誰ひとりとして同じということは無い。

 スタイル とはひとりの人間からにじみ出るアイデンティティーの表現であり

 その人の生き方そのものなんじゃないだろうか。

 スタイル とは決してジャンル分けの手段につかわれるようなシロモノではなくて

 人それぞれが時間をかけて身に付けていく

 オーラのようなものだと思う。

 (若くてもスタイルのある人はいるけどね)

 J・アダムスやT・アルバが映画の中で言ってた。

 「 style  is  everything  」

 最高にカッコいい。

 生き方を選ぶのも 着る服を選ぶのも同じことなんだね。

 要は自分を磨けってことなんだろうな。

 もう一回言ってみよう

 STYLE IS EVERYTHING

 あー やっぱ カッコいいな。

 

 

C. R. FLAMENGO

 「好きなチームはどこ?」と聞かれて

 一番最初に出てくるのはココです。

 「それってどこ?」といわれることが多いですが・・・

 30~40代のフットボールファンなら知ってる人も多いと思いますが、

 ブラジルのリオ・デ・ジャネイロをホームタウンとする

 「フラメンゴ」というクラブです。

 あのジーコが育ち、全盛期を過ごしたクラブであり

 ブラジルで最もファンの多いクラブでもあります。

 ジーコはボクの少年時代のアイドルでした。

 中学生のころ

 日テレの深夜放送で

 過去のトヨタカップ(現在のクラブワールドカップの前身となった大会)

 の試合を流していた時期があって

 その時、1981年の「フラメンゴ vs リバプール」を観て

 ブラウン管の向こう側で躍動するジーコのプレーに

 衝撃を受けました。

 「す、すごい…」

 その日から頭の中がジーコ一色という日々が始まりました。

 VHS全盛期のころ

 よく、「ビデオテープが擦り切れるほど見た」という表現が

 巷で使われていましたが(主にアダルトビデオに多い表現だったような・・・)

 ジーコのビデオは本当に擦り切れました。

 それこそ髪型やちょっとしたしぐさまで真似してましたね。

 今思えば、当時(もちろんジーコが日本に来る前です)、

 ジーコの髪型を真似してる中学生などほぼ皆無だったので

 客観的にみたら相当怪しい中学生であったことが

 容易に想像できます。

 カンペキにハマってました。

 ということで、

 冒頭の写真は80年代中頃のフラメンゴのユニフォームです。(筆者私物)

 ポリエステルの何とも言えないやれた質感と

 赤×黒の太ボーダーがたまりませんね。

 (ちなみに、80年代のブラジルではアディダスのユニフォームに

 コカコーラのスポンサーロゴ入りというチームがかなり多く、

 なんだかとても 80’s感ありますよね)

 この頃のブラジルのサッカークラブのユニフォームは

 デザイン、色使いなど本当に個性的で秀逸なものが多く

 とてもカッコいいんです。

 現在、80年代当時のユニフォームを入手するのは困難ですが

 「ヴィンテージユニフォーム」として販売しているケースもあるので

 興味があれば探してみるのもいいかもしれませんよ。

 アメリカンスポーツ物の古着着るのもいいけど

 南米やヨーロッパのフットボールシャツを街で着るのも

 また違った味わいがあっていいもんですよ。

 スタジアム考察 ~日本編~

 さて

 前回の予告通り、今回は日本国内のスタジアムについて

 考えてみたいと思います。

 といっても行ったことのあるのは関東地方がほとんどで

 日本全国津々浦々とまではいきませんが・・・

 日本のスタジアムでよく見かけるのが、まず

 「陸上競技場を兼ねているところが多い」

 ことでしょうか。 

 まあ、地方自治体との関係など色々事情はあるんでしょうが

 これはいただけません。

 陸上競技場ってのは トラック があるんですよ、トラックが。

 あの100m走とかやるアレね、アレ。

 この陸上用トラックがあることで客席からピッチまでの距離が遠いんですよ。

 視覚的にも見ずらいし、何より選手たちのプレーの迫力が伝わりづらいし

 ピッチとスタンドの一体感が出にくいというのはマイナス要素ですね。

 まるで、「ダイ・ハード」を映画館のスクリーンで見るのと、

 14インチのブラウン管テレビで見るぐらいの違いがありますね。

 ただ何事にも例外というものはあるもので

 等々力競技場(川崎フロンターレの本拠地)などはトラックがあるにも関わらず

 いい意味でこじんまりとしたスタジアムで

 なんかアットホーム感があるというか、

 物理的にもメンタル的にも近く感じるんですよね、

 選手と観る(応援する)側との距離がね。

 あと柏レイソルのホームスタジアム、日立台サッカー場もいいですね。

 ここはピッチとスタンドの距離とても近いです。

 いい感じです。

 J1昇格おめでとうございます。

 日立台は僕にとっては懐かしい場所なのですが

 話が長くなるのでそれはまた次の機会に・・・。

 さて、日本のスタジアムのいい面といったら何といっても

 「トイレがきれい!」

 これは素晴らしいことだと思います。(何事にも例外はあるでしょうが・・)

 ブラジルのスタジアムで「きれいなトイレ」などまずお目にかかれません。

 (ブラジルのトイレは日本とは違う特徴があるので、これはまた後日紹介します。)

 トイレに限らず、日本のスタジアム施設は総じてキレイだと思います。

 そして安全性が高いですね。

 危険な香りのするスタジアム と 安全性の高いスタジアム

 どちらがいいかはモノの見方、捉え方にもよりますが

 やっぱり、ホントにいいスタジアムとは

 「美しいフットボールを観ることができるスタジアム」

 ではないでしょうか。

 やっぱ中身ですよね、なんだかんだいっても。

 あっ、一か所紹介するのを忘れてました。

 西が丘サッカー場

 ここははずせません。

 スタンドの規模が小さく、Jリーグ(J1)開催はないですが

 日本で一番いい味の出てるスタジアムだと

 個人的には思います。

 結局 スタジアムっていうのは

 たとえば甲子園や日本武道館のように数々の歴史が積み重なって

 風格を漂わせるようになるんでしょうね。

 ということでみなさん

 たまには週末の休みに最寄りのスタジアムで

 家族と、恋人と、友達と、はたまたひとりでも

 ぶらりとサッカー観戦というのもいいんじゃないでしょうか

 

 

 スタジアム考察 ~ブラジル編~

 フットボールをプレイすることは、もちろん至上の喜びですが

 スタジアムで観戦するのもまた楽しいものです。

 さて、今回はスタジアムそのものについてあれこれ書いてみようと思います。

 第一回目は“ブラジル編” (第二回があるか怪しいとこですが・・・)

 以前、ブラジルでフットボールをしていた関係で

 15~20か所ほどの大小さまざまなスタジアムに行きましたが

 ほとんどすべてのスタジアムに共通するのは 「ボロい」 こと。

 よくいえば年季が入っていていい感じの雰囲気を醸し出しているのですが・・・

 そして一部のスタジアムを除いて、スタンドにはシートが無く

 コンクリの階段が延々と続くだけという非現代的な造りで

 そこで満員の観衆が総立ちで飛び跳ねながら応援歌なんぞ歌いだすと・・

 震度4の地震が発生します。

 大げさではなくホントにそれくらい揺れるんです。

 実際スタジアムの崩落事故が過去に何度か起きていて死者もでているほどです。

 それでも、毎週末ブラジル国内のどこかのスタジアムでは

 地震が無いはずの大西洋沿岸地域にも関わらず震度4が発生してると思うと

 どうやらブラジルから「老朽化スタジアム」が無くなることはなさそうです。

 アー メウ デウス    おお神よ・・・

 この国では神に祈ることでたいがいのことは解決します・・・

 

 なんか、ボロいことばかりクローズアップしてしまいましたが

 次はスタジアムのちょっとユニークな造りを紹介します。

 ブラジルのスタジアムでよく見かけるのが 「お堀」。

 ピッチとスタンドの間に、

 幅5m 深さ7mほど(場所によって大きさは様々です。)の

 コンクリの溝のようなものが一周ぐるりと造られているのです。

 興奮した観衆がピッチになだれ込まないためのようですが

 この見た目がなんとも古代的な匂いを感じさせて

 なかなかシュールです。

 目の前で人が落ちるのを目撃したことはありませんが・・・

 ちなみに水は張られてないです。

 まあ色々危なそうな感じもしますが

 その危険そうな雰囲気がまたスタジアムの魅力にもなっているのかなと。

 他にもおもしろいディテールはちょこちょこありますが

 何よりスタジアムの雰囲気を作り出しているのは

 そこに関わる“人”なんだと思います。 

 選手や監督、審判、観客、さらには門番のオッチャン

 チケット売り場のオバチャンなんかもう味出まくりですから。

 やっぱりそこには文化の香りがちゃんとあるんです。

 日本にもそういう香りのあるスタジアムがたくさん増えるといいなぁ

 ということで

 次回は「スタジアム考察 ~日本編~」をお送りする・・・

 ・・・つもりです。

 

 

 サッカーという名の神様

 一冊の本を紹介したいと思います。

 

 

                                                                                                                                                              『サッカーという名の神様』 近藤 篤 著 NHK出版 740円+税

 いい本です。

 写真家である著者が世界中の国々で出会った

 フットボールにまつわるエピソードを

 絶妙なタッチで描いた短編エッセイ集。

 サッカー好きはもちろん

 旅行が好きな人や

 色々な国の文化に興味のある人にもおすすめですよ。

 だまされたと思って読んでみてください。

 僕には完全にツボです

 近藤さん最高です

 きっと世界はフットボールでできています。

 ビバ フットボール!

coffee time

 2年ほど前からコーヒーを淹れるようになりました。

 毎回飲むたびに豆を挽いて

 ペーパードリップでじっくりと。

 豆は信頼できる焙煎のプロの方から買ってます。

 きっかけは何だったか・・・

 よく飲むようになったのはブラジル留学時代、

 所属するサッカークラブの寮で寝泊まりしていたのですが

 朝食はいつもパンとコーヒーでした。 

 ブラジルで普段飲まれているコーヒーは“カフェジーニョ”といって

 凄く濃いコーヒーにどっさり砂糖を入れたかなりパンチのある味で、

 僕はそこにたっぷりのミルクを入れてカフェオレにして飲んでました。

 うまかったなー

 あれから十数年たった今は

 ブラックで飲みます。

 大人になったものです。

 ただ、新鮮な焙煎したて、挽きたての豆を淹れて飲むと

 そんなにパンチは無く

 むしろとても優しい味と香りに包まれます。

 もちろん淹れ方にもよりますが・・・

 コーヒーを淹れるという行為は本当に奥が深いです。

 僕なんかヒヨッコ中のヒヨッコですが

 自分なりにドリッパーに向き合い 

 心静かに

 コーヒーを淹れる時間はとても気持ちのいいものです。

 時々、淹れながら寝そうになります。

 そして淹れたコーヒーがおいしかったら

 ひとりでニヤッとします。

 何かとノイズの多い僕らの生きるこの世界

 たまにはコーヒーというツールを使って

 自分と向き合ってみるのも悪くないと思います。

 さあ、 書き終わったことだし

 コーヒーでも淹れようっと。

 

on the street

 僕は18歳から2年間ほど、

 ブラジルのサンパウロ州で生活していました。

 いわゆるサッカー留学というヤツです。

 来る日も来る日もクラブの練習や試合に明け暮れていたのですが

 時々、練習が終わった夜やオフの日なんかに

 町の子供や若者、はたまたオッサン連中に混ざって

 ストリートサッカーに興じていました。

 場所はそれこそ近所の裏路地や空き地、公園からビーチまで、

 リーガルな所からイリーガルな所まで・・・

 とても刺激的な経験でした。

 またそこは生きていく術を学ぶ場でもありました。

 10歳の子供がドリブルしているボールを

 35歳くらいのオッサンが本気で取りに行くわけですから。

 もう一度言いますが、本気のオッサンですよ。

 そこで子供は覚えるんですね、

 自分より大きい相手に対する体の使い方から

 他人と接するときの立ち居振る舞いまで。

 日本のストリートではまずお目にかかれない光景です。

 本気のオッサンすら見かけないですから。

 そうやって若者は自己を表現する手段や

 自分で考えてチャレンジすること

 そして一粒のずる賢さを学び、

 大人は若者の情熱やひたむきさを学ぶわけですよ、

 おそらくね。

 そういうところから文化って育まれていくんじゃないでしょうか?

 あぁ なんかウズウズしてきた、 

 ちょっとワクワクしてきません?

 じゃあ さっそく近所の友達誘って外でボール蹴ってみませんか?